「杜氏一代、酒屋一代」という言葉が古くから伝えられています。そう、杜氏が造り上げたこだわりの味、酒屋としての酒造りへのこだわりというのは、そう簡単に次の世代へ渡せるものではないのだと、酒造りの難しさを表す言葉です。
でも、そんな難しさを乗り越えてきたからこそ、いまの鹿野酒造があり、常きげんが今も呑み継がれているのでしょう。鹿野酒造が代々受け継いできたのは、まぎれもなく「人、米、水へのこだわり」という基本です。
鹿野酒造の酒蔵に一番ふさわしい酒米を知るために、自社の田んぼで自分たち自らの手で米作りを続けること。いにしえから、この地にずっと湧き出ていて、鹿野酒造の酒造りに欠かせない「白水の井戸」を守り続けること。
そして何より、「常きげん」という名に込められた思いを大切に受け継ぐ人を育てること。これら「人、米、水」という3つへのこだわりは、これまでもこれからも変わることなく鹿野酒造の原点として伝え続けていきたいと願っています。
加賀國銘酒・常きげん 蔵元 鹿野酒造株式会社
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